ねず美の子宮頸がん高度異形成体験ブログ

高度異形成の診断から、円錐切除手術の体験を記録しました。

【2018年4月】 精密検査の結果

 

まさかの結果に

コルポ診、組織診から1週間。

不安はありましたが、まぁASC-USだし、きっと大丈夫。悪くても軽度異形成くらいかな、なんて思っていました。

 

 


名前を呼ばれて診察室へ。

 

女医「ねず美さん!良かった。あなた、検査しておいて本当に良かった。」

 

 

 

どういうこと…???


なにも言えずにいたら、女医さんが検査結果の分類についての説明を始めました。

 NILMとは、ASC-USとは、、、…

軽度異形成とは、中度異形成とは、、

 …

 

紙に表を書いて丁寧に説明してくれているが、正直、自分で調べているから用語の意味も結果の見方はわかっている。

それよりも、検査結果早く教えてほしい。

 

 

 

そんなことは言えず、黙って女医さんの説明を聞いた。

この時間は永遠と思えるくらい長く感じました。

 

 

 

 


 

女医「…で、ねず美さんの検査結果はここです。」

 

そう言って女医さんが紙に丸をつけたところには


“高度異形成”


の字が。

 



「高度がでるとね、基本の方針は手術なの。あなたまだ若いし、治療する方向でいいよね?」

 

ねず美「…おねがいします」

 

 

紹介状を書いてもらう

 

ここの女医さんは、すぐ近くにある市民総合病院の先生たちと顔見知りのようでした。

おすすめされた先生の中から私が適当に選び、その先生宛の紹介状をもらいました。

本当は女医さんを選びたかったけれど、曜日の都合でその女医さんに初診で診てもらえるのは最短で6日後で。

そんなに待てなかったので男性医師にしました。

 

 

 

 

結婚し、引っ越したばかりだった新居にひとり帰宅してから、不安で大泣きしました。

 

 

この時点でまだ夫にも、親にも、誰にも病気についての話はしていませんでした。

 

 

2018年4月 精密検査

新しい婦人科を受診


初診予約し、新居に近い女医さんのいる婦人科へ。



昨年8月に異常なし(HPV陽性)
今年3月にASC-US(HPV陽性)

という話を、検査結果の紙を見せながら伝えました。







女医さんは、淡々としたしゃべり方だけど
こちらの話はしっかり目を見て聞いてくれて、悪い感じはしませんでした。



医者「(結果の紙を見ながら)精密検査やるように言われなかった?」

ねず美「いえ。また半年後に受診と言われました。」

医者「えっ。ASC-USでHPV陽性の場合は、精密検査をするのが基本になるんだけど…。精密検査していないの?どこの病院??」

ねず美「○○産婦人科です。」

医者「そっか…。どうする?私は、やった方がいいと思うけどねぇ。もちろん、半年後に再検査が良ければそうするけど…。」

ねず美「精密検査をお願いします。」



やっぱり、ネットで調べた通り、精密検査が必要なんだ。
女医さんのすすめもあり、その場で精密検査を受けました。




いざ、精密検査

精密検査→コルポ診、組織診と言われるものです。

薬品で染めた子宮頸部を見て、あやしい部分を摘まみ取り、調べます。





痛い、と聞いていたので覚悟を決めましたが、そこまで痛くなく。これはお医者さんの腕や、自分が痛みを感じやすいかどうかで変わるようですね。




しかし…そこからが大変でした。。。

医者「血が止まりにくいから、レーザーで焼いて止血するね!」

ジュッ

ねず美「いたーーーーーーーい!!!!!」

ジュッ

ねず美「いたい!!!!」

これを何度も何度もやりました*1

15回くらい焼かれたんじゃないかな…

本当に痛くて、焼かれるようなビリビリするような初めての痛みで…
泣きました。
動くと危ないからと看護師さんに足を押さえられながら処置されました。(動かないように気をつけていましたが、痛すぎて痛すぎて足腰がビクビクしてしまったんです)





終わったときは放心状態。
看護師さんに「よく頑張りましたね」
と労いの言葉をかけてもらいました。



その後、子宮頸部のどの辺りに怪しげな部分があったかを絵にかいて説明され、結果は1週間後にということで予約をとって帰宅しました。




精密検査のことは調べていてなんとなく想像はついていた。
けれど、レーザー止血をやったって記事は見たことなくて!「聞いてないよぉ~」って感じでした…。




なぜ私ばかり…
痛みと、不安と、色んな感情が沸き上がり帰宅しながら泣いてしまいました。






出血はナシ

組織診後、傷が治る過程で大出血を起こすことがあると言われビクビクでしたが、レーザーで止血もしてるし多分大丈夫。とのことで、実際にそれから出血することはありませんでした。


傷が治るときに出る膿のようなオリモノは出ました。1週間くらいでなくなったかな。


不安な気持ちで、次の受診日を待ちました。

*1:T_T

2017年 検診で引っ掛かる

2017年夏 28歳のときに受けた市の子宮頸がん検診。
クーポンを持って、かりつけの婦人科へ。



するとそれまでは、検診で受けられるのは子宮頸がんについてだけでしたが、この年からは追加料金で“HPV検査”を受けることができるとのことでした。


心配性の私はもちろん受けました。

料金は、検診とHPV検査で1000円ちょっとだったと思います。








これで両方異常なしなら、かなり安心だなー
なんて思いながら2週間後、結果を聞きに受診。

(結果は郵送もできますが、ちょうどオリモノが気になって通院していたので受診のついでに結果を聞きました。ちなみに、オリモノはカンジダ気味という診断でした。)




結果は

子宮頸がん→異常なし(NILM)
HPV検査→→陽性


え、陽性…?
事前に調べ、HPVは8割の女性一度は感染するもの、とわかってはいたものの焦ったしショックでした。


お医者さんから、異常なしだからHPVが陽性だからといって気にしなくて大丈夫と言われ、気になるなら半年後にまた調べようと言われました。





それからしばらくは、“HPV陽性”についてかなり調べました(笑)
が、「多くは免疫で消滅する」「検診を受けていれば大丈夫」という内容が多く、気にしすぎるのも良くないな~とあまり気にせずに過ごしました。









そして半年後。
2018年 2月。

再び検査をし、その結果は
子宮頸がん→ASC-US
HPV結果→→陽性


※ASC-US:アスカスとは…
簡単に言えば、白とグレーの間みたいな。
(診断結果の見方は、私が説明しなくてもネットで調べるとすぐにたくさん出てくるのであえてここでは書きません。私がわかりやすく説明できる自信もないので。)



「アスカスになっちゃったけど、アスカスから癌になる人はわずかだから。心配しないで。また半年後においで。」

と言われ、帰宅。




でも、調べてみると
ASC-USが出た場合、HPV検査を受ける必要がある。
そのHPV検査で陽性だったら、精密検査をする。

って出てくるんですよね!うさんくさいサイトじゃなく、大学病院のホームページなんかでも。



すでにHPV陽性がわかっている私。
これは精密検査の必要があるんではないかい??





うーん、、
悩みました。
アスカスの結果から癌までなる人は、実際に少ないみたいだし。
子宮頸がんは進みの遅い癌だから、いますぐには悪くならないんじゃないかな。

でも、悪いものだったらどうする?検査や治療は早いに越したことはない。

でもでも、その精密検査とやらは、痛いって書いてあるから怖い…




悩んだ結果、別の婦人科に行ってみることに。
というのも、ちょうどこの時期に結婚して引っ越しをしたんです。
今回検査をした婦人科は、新居から離れているため今後通い続けるのは大変で。

それなら、新居の近くで新しいかかりつけ婦人科を探そう、と!




よくわからない土地での病院探しは大変でしたが、ちょうど新居から一番近い婦人科は、女医さんで、しかも産科は取り扱いなし。




ここだ!と思い念のため電話で予約をしました。

「最近引っ越してきて、そちらを新しいかかりつけにしたいと思っています。少し気になることもあるので、一度受診していいですか?」


そんな感じのことを言って、数日後に受診予約を入れてもらいました。

検診で引っ掛かるまでのこと

私は、社会人になってからは毎年健康診断や子宮頸がん検診を受けていました。


私の職場は2年に一度子宮頸がん検診を受けることができます。
また、私が住んでいる市からも、20歳以上の女性は2年に一度無料のクーポンが届きます。







職場の検診がない年に市のクーポンを利用することで、毎年子宮頸がん検診を受けることができていました。

私はかなりの心配性で、検診は欠かさず受けていて、それ以外でもオリモノや生理が遅い等気になることがあると婦人科受診をしていました。


20歳~28歳 までは、毎年異常なし。
従来のクラス分類では、“Ⅰ”たまに“Ⅱ”のこともありました。
びらんがあると言われることもありました。

はじめに(自己紹介)

はじめまして、ねず美です。


≪プロフィール≫
※2018年時点
30歳
結婚1年目
距離の問題で結婚と同時に退職

大雑把でのんびり屋
だけど実はすごーく心配性

ごくごく普通の家庭に生まれ、平凡な人生を歩み
平凡な恋愛、結婚をしていまに至ります。







29歳の時に、毎年受けていた健康診断で子宮頸がんの再検査に。
そこからの検査や手術のことを、ブログで残すことにしました。


私自身、検診で引っ掛かってからネットで沢山検索し、その中でも体験者のブログは凄く参考になったし励まされました。


そこで私も、同じようにブログを書き、誰かの参考になったらと思っています。
ブログ初心者で更新も遅いかもしれませんが、今までの日記や手帳を読み返しながらリアルな思いを記録していきたいです。